君の夢を僕に聞かせて

King & Princeと、私。

明日旅立つ君へ

どうしようもないほどの、かつてないほどの、寂寥感に襲われている。


ふとした瞬間に胸がうっと苦しくなって、唇を噛み締めて涙を堪える。昨日も今日もそんな1日だった。


今の気持ちを何かに残そう。このぐっちゃぐちゃな気持ちをとりあえず整理しないことには私はどこにも進めない。


はてブロを開設して、何から書こう……となったとき、GReeeeN の「旅立ち」という曲が頭を駆けめぐった。


 午前0時 明日旅立つ君へ

 僕の気持ち 手紙に託して

 朝焼け いつもの駅でただ「気をつけて」と

 笑えるように



私は明日、君を笑顔で送り出したい。11年間おつかれさま、アイドルでいてくれてありがとうと前を向いて送り出したい。


だから、今日だけは泣き言を言わせて。玄樹くん。



(個人的な思いを書き殴っているので、違うそうじゃないと思う方、いらっしゃるかもしれません。あくまで私個人の気持ちです、ご理解いただけますよう…)


今はまだ明日が来るのが怖い。君のいないKing & Princeなんて想像できない。

いつかはきっと……と希望を胸に待っていることができたのもひとつの幸せだったんだね。

6人揃った姿をまた見たかった。6人横並びのシンデレラガールを見たかった。絶対にまた見られると信じていた。
新曲が出ても玄樹くんならこのパートかなとか、この振り付けを踊る玄樹くん絶対かわいいなとか。

私がキンプリを応援している期間では、いつしか玄樹くんがお休みしてからの期間の方が長くなっていて、やっぱりJr時代からずっとPrinceを応援してきたファンと私とでは、重ねた思い出、時間は比べものにならないだろう。
でも、私がどうしようもなく寂しいのは変わりようのない事実で、それはKing & Princeは6人組だといつも彼らが見せてくれたから。
ライブでも歌番組でも玄樹くんはそこにいた。
時々他のメンバーが教えてくれる近況に、胸がキュッとなった。

正解なんてないから。ティアラの存在が支えだったと言ってくれても、ずっと待っているよと伝え続けた私たちの存在が重荷になってしまっていたこともあったんじゃないかと思う。どうするのが1番よかったのかもわからない、正解なんてないから。

1番悲しいのは絶対にメンバーだろう、でも、5人は動画で決して笑顔を崩すまいとしていた。
はじめは再生を押すのが恐怖で手が震えたけど、ひとりずつ玄樹くんへのメッセージ
を話す姿は、カメラのすぐ後ろにいる玄樹くんに話しかけているみたいだった。
いつものKing & Princeでいようとしてくれて、ファンに心配はかけまい、いつでも前を向こうとしてくれて、ありがとう。

動画を見終わって、下に続く玄樹くんからのメッセージに気づいた。そこで涙腺が崩壊。

最後まで、誰よりもファンに愛を伝えてくれる玄樹くん。
最後のメッセージがこんなにもあたたかかったことはある?
一言一言丁寧に大切に口にする玄樹くんの姿が見えた。
ティアラという愛称は、こそばゆい気持ちになってなかなか自分では使えないけれど、王と王子の最後の仕上げの役割を担っているのがファンだなんて。


King & Princeはこういうグループなんだよなと、皮肉だけど、今回のことでさらに深く感じた。
本当にあたたかい。ひとりひとりがものすごく優しくて、メンバーを何よりも大切に思ってて、King & Princeを愛している。
とにかくいいひと。
こんなにいいひとたちを私は見たことがない。
とにかくいいひと。
6人が6人ともこんなにもKing & Princeを愛しているなんてことがある?
King & Princeは奇跡だ。
全員イケメンで、歌も歌えて、キレキレのダンスが踊れて、でも僕らはまだまだだからなんて笑って肩を窄める君たち。
目指す場所はまだ遠い。
そう言って努力を決して怠らない。
もうやめちゃおうよ、なんて手を抜く人はいない。
同じ温度で同じ未来を見据えて。
励まし合ってお互いを高め合って。
いいところは褒め合って。「直してほしいところ」? そんなの別にないよねって笑い合って。
漫画か。ドラマか。これは果たして現実なのか。
ってつっこみたくなるくらいには、きみたちは奇跡のような存在なんだ。  

私はこの奇跡に出会ってしまった以上、どうしようもなく彼らに惹かれてしまった以上、死ぬまで離れることはできないんだろうな。
1秒たりとも見逃したくない、そんな気持ちにさせられたのは初めてだ。

でも、今は明日からも笑って過ごせる自信がないよ。
とびきりのアイドルスマイルで、ウインクして投げチューして愛してるって言ってくれて。
野球が大好きで、アメリカが大好きで、ロックが好きで。
メンバーでさえメロメロになっちゃう小悪魔的な可愛さと、男の子らしい性格と。
岩橋玄樹ほど、職業「アイドル」が似合う人間なんていない。
アイドルという仕事は君のためにあるんじゃないかなんて思うほど。
「だけどやっぱいざとなると帰したくない」は2人じゃないとだめなんだ。
King & Princeは6人いないとKing & Princeじゃないんだ。


寂しいよ。悲しいよ。
感情がごちゃごちゃになって、口から出てくるのは「あああああ」なんて呻き声だけ。


でも、この決断をしてくれた玄樹くんが、どれだけの勇気を出してくれたのか。
メンバーがどんな気持ちで玄樹くんを送り出すことに決めたのか。

私には想像しかできないし、想像もできていないんだろうけど、
「区切りにはなりますが」
って岸くんが言ったのを見て、
ああそうか
今は区切りになる瞬間なだけで、6人は続いていくんだなって腑に落ちた気がした。

ここは6人の終わりじゃない。区切り、次へのスタート地点だ。


けど彼とはずっと親友ですからね。

6人でKing & Princeという気持ちでこれからも活動していきたい。


そうだよね。
6人組が出来て
33に分かれて
6人でデビューして
きみたちが歩んできた道は
King & Princeの歴史は
疑いようのない事実だ。


私は6人の味方だ。
King & Princeとティアラは玄樹くんの味方だ。
この世界には沢山の味方がいるよ。
だからどうか。
きみが心無いことばに傷つくことがないように。
つらくなったら苦しくなったらたくさんの味方がいることを忘れないで。
あたたかい布団でゆっくり休んで。
美味しいものをたらふく食べて。
好きな場所で、好きな人と、
笑顔でいてくれたらいいな。
いつか、ちらっと顔を見せたくなったら、そのときは、何年後でも何十年後でも、きみのとびきりの笑顔を私たちにも見せてね。

大好きだよ。いつまでも大好きだよ。


11年間おつかれさまでした。
アイドルでいてくれてありがとう。


  

きみたちを待つ未来に、幸多からんことを……

King & Princeに会えてよかった。



2021.3.31 


#kingandprince #岩橋玄樹